□絵日記総集編◇映画の話題□

最近見た映画。
鉄コン筋クリート』   松本大洋/原作 マイケル・アリアス/監督

 背景の絵がすごい!!目がクラクラするくらいすごい!
映画は渋谷で観たんですが、あの「宝町」と比べたら、センター街なんてまだまだすっきりした街ですね。
松本大洋の漫画そのままに、細かく自由に描かれた建物に彩度押さえ気味の着色で、
宝町の風景だけずっと見ていたい気分になります。その細密かつ立体的な背景の上に、
こんどは逆に妙に平面的な人物絵が乗っかって、その不思議な味わいにいつしか飲み込まれていきます。
なんだか「うわー」って思っているうちに終わっちゃったので、絵だけもう1回じっくり観たいです。
 でもひとつ、どうにも気になったのが・・・「木村」ってあんなキャラクターでしたっけ?そして「木村の女」も。
なんだか普通の兄ちゃんとギャルっぽい見た目と声になっていて、全然迫力無いのですよ。
『鉄コン筋クリート』って任侠モノなんですよね。そのベタベタのヤクザ世界に、軽やかに悪ガキ2人が舞い
活躍するのが最大の魅力だと思うんです。同じ「悪」なんだけと、かたや地を這いかたや空を跳ぶ。
その「差」がくっきりとあるのが衝撃的だったんです。なのに木村があんなんじゃあ、シロとクロが浮き立たない。
そう思ってしまいました。鈴木とか蛇とかは良かったのに、惜しいです。
2007年1月28日

最近見た映画。
グッドナイト アンド グッドラック
                監督/ジョージ・クルーニー 出演/デヴィット・ストラザーン ジョージ・クルーニー

1950年代アメリカで、「赤狩り」と呼ばれた共産主義弾圧運動。その行き過ぎを批判し、
自らの立場を危うくしながらも自由を訴えたテレビキャスター、エド・マローの物語です。
この映画、はらはらドキドキのサスペンスに仕立てることもできたけれど、
あえてぐっと抑えた調子で、淡々と事実を追って作った・・・といった雰囲気でした。
背景を詳しく知らなかった私は、もう一歩感情移入できぬままエンドロールを迎えてしまいましたが、
今の時代にこの映画を!という監督の情熱は、充分に伝わってきたように思います。
もし、これから観に行こうという方は、公式サイトで時代背景を予習していくことをお薦めします。

ま、難しいことは置いといて、白黒画面が!スーツが!レトロなインテリアが!ジャズが!
そしてジョージ・クルーニーが、かっこいい!!これだけでも、充分満足です。
    06-Jun-06

最近見た映画。
かもめ食堂』  出演/小林聡美*片桐はいり*もたいまさこ 監督/荻上直子
単館上映だし地味そうな映画だから、早く観に行かないときっとすぐ終わっちゃう!
と思ったら、あちこちで話題になってヒットしているらしいです。
私が観に行った日も、平日昼間でしたが行列ができていました。

とても、青が美しい映画でした。空の青、かもめ食堂の壁の青、主人公サチエの服の青。
小林聡美演じるサチエはフィンランドで単身食堂を初めますが、来る日も来る日もお客は来ない。
ですがサチエは焦らず慌てず泰然自若。休日はプールで泳ぎ、困ってる人には手を差し伸べ、
真っ直ぐに生きる。理想です。大人の女、働く女の理想です。
そこへ、行きがかりでフィンランドへ来てしまい途方にくれるミドリが加わり、
空港で荷物が届かないマサコが加わり、閑古鳥が鳴いていた食堂にも少しずつ賑わいが増していきます。
熱くもなく、冷めてもなく、感動もおしよせない代わりに、肩の力が抜けてく1時間半。
私、この映画を本年の『心の映画』にしたいと思います。
17-Apr-06

本物の「レトロ」ってやつを学ぼうじゃないの、と思い
小津安二郎監督のサイレント映画をぼちぼち見ています。
サイレントなので人物が無音でパクパク喋ったあとに、
字幕画面が入ります。2時間弱で、現代の映画の半分もお話しが進みません。
面白いのかって聞かれると・・うーん。
物語はともかく、当時の生活文化を知るには貴重な資料です。
お高いDVDボックスを買っちゃったので、意地でも見ます。

その中に『学生ロマンス 若き日』という作品がありまして、
大学生が雪山にスキーしに行くのですが、
なぜだかみんなとても薄着。セーターとかセーラー服(下はもちろんズボン)で、
雪降る中笑顔でいるのです。寒くないのでしょうか?当時の人は寒さに強かったのかなぁ。

21-Dec-05

最近見た映画。
自由恋愛』 原田眞人/監督  長谷川京子・木村佳乃・豊川悦司/出演

新しい女の時代 大正ロマンの風に乗って 自立と自由を求めた 女たちの物語・・です。
そこに正妻と妾の愛蔵劇が加わって、すごいことになってます。

豊川悦司演じる雄一郎が、ひどい男なんですよ。ひどいんだけど、素敵なんだ。
あんな風にあしらわれたら、女はなかなか離れられませんな。
そして雄一郎の母親も、ひどい姑なんですよ。嫁に子どもが出来ないと、実家へ追い返しちゃうような。
でもこの物語の中で、一番可哀相だったのは彼女かも。じわじわと、そんなことを考えちゃいます。

まあともかく、長谷川京子が木村佳乃が豊川悦司が美しい!建物が、風景が美しい!
映画を見終わった後は、美しい物をたっぷり見た満足感でいっぱいでした。
15-Sep-05

最近見た映画。

皇帝ペンギン
フランスで『WATARIDORI』『ディープ・ブルー』の10倍以上のヒット!だそうです。
皇帝ペンギンが、−40℃の南極で子育てする姿を撮影した、ドキュメンタリー映画。

・・・なんか、物足りなかった。

私は、動物映像が好きです。ちょっと人間には想像もつかないような能力・生きる知恵を
備えてる姿を映像を通してみるのが好きです。単純に、すごいなーと思うのです。
そして「一体何考えてるのかなー」とあれこれ想像するのが好きなのです。
だから、この『皇帝ペンギン』のようにナレーションがペンギンの台詞になっちゃってると、
お楽しみを奪われた気がして。
でも、一昨年は『WATARIDORI』昨年は『ディープ・ブルー』そして今年は『皇帝ペンギン』と、
毎年動物ドキュメンタリー映画が見られたのは幸せですね。来年も何かあると良いな。
5-Aug-05

最近見た映画。
ステップフォード・ワイフ』 二コール・キッドマン/主演

バリバリのキャリアウーマンだった主人公ジョアンナが失脚。
傷ついた心を癒すために、夫が見つけた土地「ステップフォード」に引っ越してきます。
つましく夫にしたがい、家事をすることを生きがいにしているステップフォードの妻達・・・・
って、そんなの今時有り得なくない?この町の女たち絶対変よ!!と、ジョアンナがその謎に迫っていく
コメディーというかミステリーというかSFというか、なお話しです。

ニコールがとにかく可愛く素敵っ。最初のクールでパワフルなキャリアウーマンから、
ブロンドヘアに花柄ワンピースの奥様姿まで、楽しませてくれます。
謎解き自体は「まあ、そうだと思ったよ」程度のものですが、
女の幸せって何?家族って何?結婚って??という別の謎をこちらに投げかけてきます。

2-24-05

最近見た映画
ディープ・ブルー』 アンディ・バイヤット/監督

海の知られざる壮大なドラマを、これまた壮大な音楽と共に魅せてくれる記録映画。
SFアクション超大作を見ているようでした。
自然物はテレビ番組なんかでよく見ていますが、
映画館のスクリーンでみる迫力は格別です。
ワクワクドキドキビクビクしながら映画を見ていた、子どもの頃を思い出しました。
09-23-04

最近見た映画。
父と暮せば』 宮沢りえ・原田芳雄/主演  黒木和雄/監督


ただもう涙涙涙・・・

舞台用の脚本をほぼそのまま使ったというこの映画、原爆投下の惨状が映像でなく台詞で語られます。
故に目をそらすことができず、心に直接響いてくるのです。

 原爆投下から3年後の広島。1人生き残った主人公・美津江は、
 後ろめたさから幸せになることを否定し続けます。
 そこへ「恋の応援団長」として登場するは、美津江の父親の幽霊!

こんな意義ある作品が、単館上映だなんて惜しすぎます。
8-04-04

最近見た映画。
『 赤 線 』  奥秀太郎/監督  中村獅童/主演

なんだか、インディーズ映画みたいなノリを感じました。中村獅童初主演映画。
中村獅童、つぐみ、タイトルロゴと彼岸花をモチーフとしたアイコンのデザイン、公式サイトデザイン、
主題歌が流れる始まりの部分・・・と「良いなー」と思える部分がいっぱいあったけれど・・うーん。
物語自体も、特に何かあるってわけじゃないし。
お下品ギャグの部分は、タイクツだし。
でも中村獅童が出てくると全体がギュッと引き締まって、決してダメでは無い映画。でした。


これ見た後、録画しておいたTVドラマ『丹下左善』も鑑賞。
中村獅童って「うわー、いかにも悪そうー」って芝居が素敵ですね。
その中に、ちらっと可愛い部分が見え隠れして。
7-14-04

最近見た映画。

ニュートン・ボーイズ』 マシュー・マコノヒー/主演  リーチャード・リンクレイター/監督

録画してあったやつを見ました。
これぞエンタテイメント!って感じの、見た後幸せな気分にさせてくれる映画です。
時は1920年代アメリカ。田舎から出てきた4人の兄弟+1人の爆破師が、
鮮やかな手口で次々と銀行強盗を繰り返していきます。

犯罪物なのにのどかで憎めない雰囲気、そしてノーマン・ロックウェルの絵が動き出したような
古き良きアメリカ像は、コーエン兄弟の『オー!ブラザー』に通じるものがありました。
おどろきなのは、これが実話をもとにした物語だってこと。
エンドロールには本物のニュートン兄弟のインタビューが!
ヒロインのルイーズを演じるはドラマ『er−緊急救命室』のハサウェイ婦長、ジュリアナ・マルグリース。
ハサウェイ婦長が大好きだった私は、ここでもさらにプラスポイントです。
7-28-04

最近観た映画。
ディボース・ショウ』 主演/ジョージ・クルーニー 監督/ジョエル・コーエン

あと2日で公開終了ってときに、滑り込みで見てまいりました。
コーエン兄弟の皮肉たっぷりの、愛の物語です。
セレブなおじ様と結婚・離婚を繰り返し、財産を築いていく美女と、
敏腕婚姻弁護士の一騎打ち!
坂を転げ落ちるように展開するストーリー、軽快な音楽、文句なしの美男美女、
粋な構図で、愛を語っても説教臭くなく甘くなく、ひたすら楽しい楽しい映画・・・
のはずなのに、なんだかちょっと物足りない気がしたのは、
コーエン兄弟のせいではありません。
ガラ空きの映画館で観たせい。

こういう映画は、大勢でもりあがって観るべきですね。
ぜったい大好きになれるはずの映画なのに、なんだか勿体無いことした気分です。
5-01-04

最近見た映画。
ぼくは怖くない』 監督:ガブリエーレ・サルヴァトーレス

時間を戻せるとしても、私は絶対子ども時代には戻りたくないです。
子どもって不自由で不条理だから。
そんな子ども時代の厳しさを、思い出させてくれる映画でした。
一見美しい麦畑も広い空も、美しいばっかりじゃない。
埃っぽい土の匂いや、汗の匂いや、自転車の錆びの匂いも含んだ風景です。

広大な麦畑に囲まれた、小さな小さな集落に暮らす10才のミケーレ。
彼は奇妙な穴の中に監禁された少年を発見してしまいます。
なぜ、一体誰が、彼をここに閉じ込めているのか・・。

こういう良い映画が、単館上映だなんて惜しいばかり。
4-4-04

はい。観て来ました。
ラブ・アクチュアリー

生チョコ1ダースいっきに食べると吐きそうになりますが、
プラリネ12粒だったらいっきにいけますよね?
そんな映画です。
普段はラブ物を避けてる(腹たつから)私でも、
胸焼けせずに楽しめました。
19人の老若男女の愛が実ったり破れたり繕ったり縺れたりするのです。
でも本音を言えば、ラブよりも「笑い」の方が心に残りました。
乙女失格ですか。いや乙女って。

でもこれ絶対クリスマス前公開だったら、もっとヒットしたと思います。
バレンタインって賞味期限が短いんですもの。14日間。
クリスマスだったら25日間。
2-13-04 

アーイアーマブルースオールマイティー
これまたひっさしぶり、です。最近観た映画。
ブルース・オールマイティ』 主演/ジム・キャリー/モーガン・フリーマン

ついてないテレビレポーターのブルースが、神様に悪態をついたところ、
「それなら一週間私の代わりをやってみなさい。」と神様業を託されてしまう・・。
ジム・キャリーに神の力で、ご想像通りのコメディーです。
ギャグもそんなにお下品じゃないし、親子で安心して楽しめます。
週末にピザでも食べながらDVDで観るのに丁度良さそう。
なんて、冷めたこと言ってますが、実はちょっと泣きそうになっちゃいました。
最初から最後まで、ブルースが等身大なのが良かったです。
1-11-04

パリ・ルーヴル美術館の秘密
最近観た映画。
パリ・ルーヴル美術館の秘密』 監督:ニコラ・フィリベール

とくに何も事件は起きません。
解説のナレーションも入りません。
美術館の舞台裏を、淡々を綴った1時間25分です。

舞台裏ってワクワクしますね。
専門家の仕事って、掃除ひとつとっても興味深いです。

映画館の客層は、中高年の方々がほとんど。
そして隣の友人は、眠くてタイヘンだったとか・・。
1-20-04 ★

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